H2B打ち上げ見学

さて、H2Bの打ち上げまであと22日。既にHTV/H-IIB特設サイトが用意されているけれど、自分も打ち上げ見学のための準備を開始。
H2A8号機、M-V8号機、H2A11号機、M-V7号機と節目節目のフライトを見てきたのだから、H2B1号機というこれまた大きな節目となるフライトを見逃す訳にも行かない。と言うことで、見に行くことにします。
自分の打ち上げ見学成功率4/4というロケット運の強さを信じて、今度も見れることを祈ろうかと。


今のところの予定

  • 9/10

移動開始日。スケジュールの都合により、鹿児島泊。
予定日通りに打ち上がった場合、鹿児島から眺めることになる。

  • 9/11

種子島上陸。同行者が初種子島なので、種子島観光。
この日の26時に打ち上がると幸せ。

  • 9/12

種子島予備日。まぁ、打ち上がらなくても観光。
既に打ち上がった場合は、種子島観光の後鹿児島へ移動。

  • 9/13

種子島予備日。まぁ、打ち上がらなくても観光。
既に打ち上がった場合は、種子島観光の後鹿児島へ移動。

  • 9/14

種子島予備日。
この日に打ち上がっても打ち上がらなくても、その日の午前中の便で鹿児島へ移動。そのまま東京へ帰る。

と言うことで、最大4泊5日のスケジュールで行く予定。
旅や打ち上げの状況は、はてダやTwitterに適当にポストする予定なので適当にフォローを。

みんながトップオブザトップじゃない

Twitterで端を発した、id:shi3zさんとid:lalhaさんのやり合い。
学生側からすると、id:shi3zさんの意見や授業での議論がよくない影響を学生に与えてしまうのではないかと思って無関係な学生ながらエントリーを書いてみる。


まず、id:shi3zさんのモチベーションが『高等教育をドロップアウトしている』というところにあるのだとすると、「エリート」という言葉に拘りすぎではないかと思う。
『shi3zさんはああいっているけど、ここに参加している人も、shi3zさんのように生まれつき極端に目立っている人でなくとも、講師陣のようになれる』と言った通り、殆どの人が真のエリートや産まれながらのリーダである訳ではないのだから、旧帝大で学ぶ一般的にはエリートと呼ばれるような学生であったとしても少なからずは挫折経験がある。

それなのに、『エリートをエリートたらしめているのはその能力というよりも、その成功体験です。
何百倍という倍率を潜り抜け、成績は常にトップクラス、難関大学に進学し、そこでも熾烈な競争を戦い抜いた経験。まさにベスト・オブ・ザ・ベスト・オブ・ザ・ベスト』と言われてしまっては、「あぁ自分はこういう存在には成れないのか!」と達観してスポイルされてしまう。それでは、リーダーになる機会も得られないし、組織で埋もれていくだけになってしまう。
『俺のようなクズには、そういう成功を、単に妬むことしかできない』と言う前に、実はid:shi3zさんが教えている学生達もそんな感情を抱いているのだと知って欲しい。
そして、「君たちは僕のようには決してなれないから、才能ある人間の邪魔だけはしないようにしてほしい」なんて事は言って欲しくない。そこまでして学生を叩き潰して、何が得られるというのか。何も得られないし、関係ない学生の立場からしても不快な発言だと思う。

実際、『自分は特別な存在であり、特別な能力があり、自分にしかできない仕事がある。それも、最上級の仕事であり、その成果がそのまま人類の未来に直結する偉大な仕事である、というエリート意識』を持ってる連中なんて極一部だと思う。
自分の知人で医学部所属の奴は「常に所属している組織で一番になり続ければ、一生成功することが出来る」と言っていた。確かにその通りの人生を歩んでいたし、そんなことができる人間もわずかながら居るのかもしれないけれど、そんな極一部の人間だけで社会が回るはずがない。
自分の場合は人一倍の挫折経験を繰り返してきた人間だけれども、なんとか希望の研究室で研究することは出来て、就職でも希望は叶えられた。好きなことを好きなように出来る環境を探し、そこで適応できることこそが重要だと思っていたし、実際にそれを実現していい結果も得られたと思う。常に一番であり続けることだけが、成功への道でもない。
だからこそ、「エリートは成功し続けないと成れない」なんて言い切ってしまうのは、成功の仕方を狭める危険な行為でしかないと思う。

『リーダーになるのは、純粋に性格、才能なのだと思う』なんてのも、信じられない。
学部時代は、所属していた部の関係で半年で3回の主将交代という状況に遭遇したけれど、その3人とも主将という役割を与えられればやり方は違えどリーダーとしてきちんと行動していた。様々な事情により期間が短かった人も居たのだけれども、その3人が全員リーダー失格だなんてことは無かった。そもそも組織はリーダーのみで成り立っているものなのだから、リーダーを補佐する他の人間が最適化すれば組織は回り続ける。
むしろ、実行力のあるリーダーが存在していた方が組織の崩壊を招いたりする。真の才能を持ったリーダーであれ、リーダーがリーダーらしさを発揮するごとにその強さに組織は少しずつ疲弊していく。いい補佐役が居れば組織をまとめ直すことも可能だろうけれど、自分の居た組織の場合はそのリーダーが引退した瞬間に一気に組織の求心力も無くなり、リーダーによって疲弊した下級生は辞めていった。自分は疲弊度が少なく残ることができたけれど、その疲弊はさらなる疲弊を招き部員の大半が退部するという異常事態までになってしまった。
真のリーダーだからと言って、組織に単独投入されては単に戦線の崩壊を招くだけだ。リーダーは組織によって成り立っている存在であると言うことを忘れてはならないと思う。
そう言う意味で、id:shi3zさんには危うさを感じる。shi3zさんという存在が一時的にでも無くなれば、簡単に組織が崩れてしまう可能性もあるのではないかと思えてしまうからだ。
だから、リーダー論ということを扱う以上は組織が支えていると言うことを忘れたら駄目だと思う。リーダーの才能や資質で組織的な成功が出来るなるなんて、絶対無い。

そう言う意味で、ひがさんが人間的魅力がない人はリーダーになれないのかとか書いてくれたのは安心した。
id:shi3zさんには、世の中を一種類の人種が回しているなんて言わないで欲しい。
ただ、そう思う。

驚きプロジェクト

さて、先日「ODOROKI LAWSON Press Party」なるモノに参加してきたのでレポ。
最近低価格弁当が流行りだしているのだけれども、それにローソンも参入して「驚きプロジェクト」という消費者を喜ばせるような弁当を開発したらしく、その発表会に紛れ混んできた。


その驚きプロジェクトの第1弾として、スタミナ牛焼肉弁当を2週間の期間限定で発売になるそうな。

試食してみると500円以内で食べられる弁当としては凄い美味しいんだけど、コストダウンからかご飯と肉以外何も付いていないのは口寂しい。第2弾の時は改善して欲しいなぁとか思ったり。
まぁ、コンビニ弁当も頑張っているのはわかるけれど、もう少し頑張って欲しいなぁ。同じ肉系の弁当だとどうしても牛丼屋という強敵が居るんだし、コンビニ弁当同士の争いよりも他の外食産業とどう戦っていくかが今後問題になるんだろうなぁとか思ったりもした。
プロジェクトとしては、第1弾ではコンビニに目を向ける事は出来るだろうから、次回以降でぜひとも本気を出して頑張って欲しいなぁとか思ったり。
関係ない話ではあるけれど、最近コンビニにあるカップ麺がワンパターンすぎて研究室から買い出しに出た時にいつも買う物が無くて困る。もう少し、カップ麺で何を置くかは真剣に検討して欲しいんだけどなぁ。とりあえず、カップ麺のラーメンが微妙なのが多すぎて、結局カップ焼きそばとかカップそば買ってる現状から脱出したいです…。

めニクル中巻(迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの)が面白い

迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの (GA文庫)

迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの (GA文庫)

和風Wizardryの出版版、め二クルの中巻。楽しみにしていたので、4/15の発売日には買って読んだ。
一番読んでみたかったエピソードが書き下ろし短編になっていたので、びっくりすると共に「そういうことだったのかー」と膝を打ちつつ納得して楽しむことが出来た。

と言うことで、サイン欲しさにレビュー書きます書きます。『好きなシーンを一つ上げ、具体的に紹介していること。』という条件に悩んで、いつの間にか2週間経ってしまった。さっさと書けば良かったよ!前回は1番目に応募したのに今回は最後に近いよ!


どのシーンを取り上げるか悩んだのだけれども、中巻最初の大木邦人の遭難シーンが一番インパクトあった。最初にこのシーンがあるのに、中巻の中でもとてもいいシーンだから困る。何度か読み直してみたけれど、このシーンの印象がやはり強く残ってしまう(笑)
仲間を見捨てて逃げ出さなければ生還できない程シビアな場所で、一度は生還のために逃げ出しても死を覚悟した瞬間に戻る。そして、後悔する中で封印した感情に気づく。
短いシーンながら、地下のシビアさ、探索者のドライな状況判断、全てを捨ててでも生きる必要性、と言った迷宮での行動原理で覆いきれない人の感情が溢れだしていてとても良かった。
他のシーンも取り上げたくてしょうがないけれど、これ以上書くと止まらなくなりそうなのでこんなところで。

あと、来年から社会人になる人間としては「Yes, Boss! No,Boss! I don't know BOSS!」と言える人間になりたいもんです。やっぱ、この三原則って重要ですね。

VAIO TypePの注目度は相当高い

さて、VAIO TypePを見てきたという話を書いたら、それだけで検索エンジン経由でかなりのアクセスが。こりゃ、注目度は高い商品だとは思っていたけれど、想定されているよりも注目度は高いのかもしれない。

そうなってくると、「Willcom D4ってなんだったんだろうな?」なんても思ってしまう。売れるチャンスはあったはずなのにね。
Willcom D4においては、数々のハード的不良などハードとしても小慣れていなかったという大反省点もあるけれど、なんでも出来ると言い張ってしまったのが一番の失敗だと思う。
ネットブックが売れ出すか売れ出さないかという時期に出た商品だけれども、Willcomが企画したマシンである以上、Willcomというキャリアにこだわってしまってビジネス寄りに寄りすぎてしまったのはもったいない。
さらに、Willcom的には戦略的価格かも知れないけれど、頭金数万円でトータル10万円ちょいとか値段設定が高すぎたのも問題だったんだろう。イーモバイルのようにぱっと見の価格を抑えられなかったのかとも思う。実際、VAIO TypePもイーモバイル同時契約で55000円程度で売ってたし、5万円前後で買えるマシンであるというのは、ネットブックサイズのマシンでは必須になってくる条件であると思う。
実際、『ミニノートPC購入理由、「小さいから」が「安いから」を上回る、若者には意外な不人気』なんて調査結果もあるようだし、価格的にがんばれなかったのかとも思う。


ついでに別メーカのマシンにも言及すると、Thinkpadというブランドがあるのにも関わらずVAIO TypePのような商品開発をせず、中国開発のIdeaPadを持ってきてしまったというLenovoの決断は失敗かもしれない。
確かに、IdeaPadネットブックとしては非常に良い製品だと思う。でも、VAIO TypePが出たことで古い価値観の製品になってしまった。
価格帯として若干高い程度のマシンで小さくて日本の生活環境にあったマシンがあれば、消費者はそっちを買うだろう。世界的に売れるマシンかと言われるとそうじゃないだろうけれど、ライバルの多すぎるネットブック市場に参入するよりは売上が伸びそうだし。

今、日本市場で必要なのはVAIO TypePのライバルであって、ただのネットブックならもういらないと思う。
VAIOと同じく長年このサイズで戦ってきたLOOXが、TypePの登場でどう動くかが気になるところ。
LOOX Pシリーズが戦略的価格で出れば面白いんだけどなぁ…。


SONYのノートPCと言うとPCユーザからは揶揄されやすいマシンではあるけれど、フルサイズのノートPCからVAIO TypeUやTypePのようなウルトラモバイルサイズまで全サイズにおいて製品が常にあるというのは凄いなぁと思った。見直した。

VAIO TypeP触ってきた

さて、既に家電量販店には展示品があるとのことだったので、昨日VAIO TypeP触ってきた。
触ってみた感想としては、確かに小さいしなんとか使えるといった感じ。

ヨドバシカメラ西口本店に行ってみると、カラーバリエーション3色揃った実物大パンフレットと実機が2台ずつくらいに分散して6台程度展示してあってなかなかの力の入れよう。
実物大パンフレットは持ち帰って自分のマシンと比較してみると非常にインパクトがあるので、読んだ人はパンフレットだけでも持ち帰ってみるといいかもしれません。買いたくなっても知らないけど(笑)


展示台に置いてあるマシンを使っている人がいたので、バッテリーの入っていないマシンを片手持ちで使ってみた。バッテリーが入っていないのもあるけれど、無茶苦茶軽い。これなら、ジーンズのポケットには入らなくても、コートのポケットなら入る。実際、入れてみたけど入った(笑)


トラックポイント付きキーボードの場合、最悪キー入力しながらカーソル操作ができるという利点もあるのだけれども、TypePでもなんとか使える。横長の形状だと立ちながら使うには難しいと思う人も居るかもしれないけれど、車内で立って使うとかも出来るんじゃないかなぁ。
キーボードとしては、やはり開発者インタビューにもあるようにキーストロークが非常に浅い。とは言え凄い頑張っているとは思うけれど、EeePCとかには負けるなぁと思った。あっちはある程度流通してる部品使ってるし。
スティックポイントが使いづらいという声がいくつか聞かれていたけど、確かにThinkpadやInterlinkXPのTrackpointと比べると若干使いづらく感じた。力を込めてカーソル操作をしようとしても思いっきり動いてくれない
Trackpointの場合スティックの支柱にかかった圧力で移動方向と移動量を算出しているので、多分キーボードのストロークが浅いせいでTrackpointの支柱の長さも短くなって、なかなか適切な移動量を算出できないのだろう。スティックポイントのドーム形状も小さいから指先で強く押せないというのもあるだろうし。
開発者インタビューでもスティックポイントのドライバの改良が必要だと言っていたし、Trackpointのドライバ次第でこのマシンが使いやすいと言われるか、小さいから使いづらいと言われるか重要な部分だと思うので、ここら辺の改良はなんとか頑張って欲しい限り。

サイズ比較編

で、研究室に置いてあったInterlink XP741とThinkpad X61とサイズ比較をしてみた。画像の白飛びは勘弁を。

意外なことに、EeePCやInterlinkXPのようなネットブックやミニノートと言われるようなマシンより横幅は広い。まぁ、解像度とキーボードサイズを優先したということを考えれば当然かもしれないけれど、本当に横幅があるなぁ…と思った。横幅だけ見ればThinkpad X61とそれ程変わらないので、キーボードとしてもなかなか大きい。出先での入力では、これは大きなメリットになるんじゃないかと思う。


ついでに、Willcom03と比較。VAIO TypePとWillcom03の縦幅がほぼ同じ。小さいなぁ。



キーボードだけで見ると、Thinkpad Xシリーズより若干小さいだけ。ただ、画面サイズは半分と言った所だろうか?
ただ、Thinkpadにあるパームレスト部分がまったくない状態なので、実際に机に置いて入力する際には何かパームレスト代わりになるクッションか何か置いた方が良いように感じた。
まぁ、電車内ならそんな気にしないかもしれない。



スペックについては、VISTAATOMの影響かCPUパワーを使っている時にカーソル移動が遅くなるなど若干気になったところもあった。ただ、このサイズのマシンでテキスト入力したり動画を見たりする分には全く問題無いだろう。

InterlinkXPユーザとしては、夢見たマシンの再現だけに非常にうれしい。
しかも、Interlinkと違って注目度が非常に高いのもいい。
ミニノートというと今までは注目されない分野の製品だったけれど、それが変わってきたんだなぁなんて感じたVAIO TypePでした。

ついに来た?真のウルトラモバイルPC

さて、ついに姿を現したSONY VAIO Type Pが大方の予想通りのサイズスペックだけれども、非常に魅力的な商品に仕上がっていると思う。
まぁ、Trackpointユーザだから贔屓目もあるかもしれないけれど、こういった趣旨のノートPCを大和研究所Lenovoが持ってこなかったのは残念すぎる。なぜpomeraが流行ったかを考えれば、絶対この手の商品が考えつくんだけどなぁ…。

で、自分が考えるこの手の商品で売れそうなポイント

  • とにかく持ち運べるサイズ。最悪片手持ちで操作出来ること
    • 気軽にメモできるサイズだけど、キーボードはまともなサイズ
      • よって、既存機種だと04が限界。OQOLOOX U、旧VAIO Uシリーズは脱落
  • 長時間使えること
  • 今日日ネットに繋がらないと何もできないので、ネットに繋ぎやすいこと
    • WWANが搭載されるのもいいですね。まぁ、USBでイーモバとかWillcomとか使えばいいんだけど。
  • 外でもそこそこ動画も見れる
  • GPSが付いてる
    • 携帯やPDAに付いてるんだから、もうそろそろ付いてた方がカーナビとしても使えて便利
  • OSがXPであること
    • やはり、OS自体に動作スピードを引っ張られてはもったいない
  • 外部ディスプレイにも繋げられること

まぁ、こんなところだろうけれど今回のVAIO Type Pも全ての項目を満たしている訳でもないけれど、持ち運ぶことを前提とした割り切り方であるというのが非常に好感が持てる。
Willcom04のように、全方面に対応しようとして中途半端になるよりはよっぽど良い。


せっかくいい割り切り方してるんだから、昔のMURAMASAみたいに他のPCからHDDとして見えるようになればもっと良かったのにとか思う。USBを刺せばHDDになる!とか、この手のPCとしてはとても素敵だと思う。

開発者インタビューでも、よくわかってる回答をされている。

Windows採用機であるメリットとはなにか』を考えました」
「それは先ほども出たように、やはり『キーボードのサイズと画面』ですよね。」
ソニーが送るNetbookキラー? VAIO type P解体天国(前編)

まったくもってその通りである。
ただの小さなネットブックでは売れない、何が求められているかということがよくわかってる。


とりあえず、手に取ってみないとわからないけれど、ウルトラモバイルPCとしては魅力的な商品に仕上がっていると思う。Trackpointだし(笑)
価格的に見ても合格点だし、結構売れるんじゃないかなぁ?
はやく、量販店で触ってみたいもんです。