エンジニアの未来サミットが微妙だった?

どうも、「エンジニアの未来サミット」に参加した人達のはてダでの反応を見ると、どうも微妙だったという反応が多い。しかも、学生の割合もあまり多くなかったような感触。
結局、ポジショントークとネガティブな現状についての話で、どうすればいいか?と言うと自己改善するしかないって話じゃ、学生側としても『そんな話わかってるし、それしかないんだったら聞かなくてもいい』って反応するような気がするんだけどなぁ。

IT業界=泥という話はある程度業界を理解している学生なら知っている訳だし、むしろ知らないで働いていたり就職活動している層をどう変えていくかという話なのに、「自己努力で何とかしろ。自己責任だ!」というのは突き放しすぎている気もする。特に、現在の学生に対しての対処という意味では。
IT業界=泥と言われてるのをどうにかしなきゃいけないよねと言うイベントだったはずなのに、勝手に頑張れってそんな結論しか出ないのなら最初からイベント開かなきゃいいのに。と言うか、選ぶ面子が間違ってる。


自分としては、就職活動は単なる会社と個人のマッチングの場だとしか思っていないし、マッチングも改善されるべきだと思っている。だから、会社・個人・それを仲介する就活支援者(就活サイトとか)といった3者全てが改善しないことには変わらないと思う。
それなのに、個人にのみ責任を押しつけるって、何を考えてるのかと思う。
そらフリーのエンジニアを目指すんだったら自己責任だろうけれど、学生がIT業界に新卒で入る際にどうすればいいのか?と言う話なんだから会社側も仲介側も変わらないと駄目だろうと。
強者が押し切る形でIT業界を語ってる限り、変わらないんだろうなぁ〜とか思ったり。



まぁ、この程度のイベントだったって事はある程度予想がついていたので行かなくて良かったなぁとか思ったり。
これに比べてしまうと、泥カンは参加した学生側にしてみれば本当にいいイベントだったなぁとか思った。現状を理解した上で、学生に対する対処法と進路に対するアプローチがあったという意味でもポイント高い。泥カンみたいなイベントをやるべきであり、第2回泥カンがあってもいいと思う。
と言うか、泥カンの方が先にあったというのになんで参考にしなかったかが疑問。

(追記)
id:hyoshiokさん直々にコメントを頂いて、結局今回のイベントは「20代後半から30代前半」に向けたメッセージだったのかと思い直す。それなら、合点が行く。ただ、本来のテーマである学生に向けたメッセージとはずれてるのが納得いかないけれど、まぁその年代が客層として多かったのならしょうがないのかもしれない。
まぁ、そういうテーマなら『その人達へのメッセージは間違いなく「自分の人生は自分で決める」』なんだろうけれど、学生を登壇させた以上はid:dankogai氏とかの『弾さん、学生さんの話を聞こうよ。君は人の話を最後まで聞いていたことがあるのかね』というパネラーとして全部投げてる姿勢には納得いかない。別に、今回のid:dankogai氏の発言程度ならあそこに居る学生ならわかってるしそれを乗り越えてる人材だし、その程度のマッチョ発言を聴きに彼らは登壇してた訳ではないはず。
もう、自己責任とか言うところを学生は乗り越えているんだから、いい加減その先を話して欲しい。