うーむ

エベレスト・南極・宇宙といった所には死ぬまでに一度は行ってみたいと思っているんだけれども、野口健隊の『2007年チョモランマにて私が見たもの』とか言うレポートを読むとエベレストはどうしたもんかなぁと思ったり。実際に状況を報告する野口さんの悲痛な肉声(削除済み)とか聞くと、8000m以上の場所は安易に行こうとしても行けない場所だと言うことを思い知らされる。報告中にも、高山病の影響なのか苦しそうな呼吸や咳が聞こえてきたし…。
ガイド登山隊の問題点や遭難については『空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか』で知ったつもりになっていたけれど、この本での事故から10年経っても状況はさほど変わっていないのに驚いた。高地での死亡事故の場合、酸素さえ十分に吸えれば死ぬことも無かったケースが多いであろうことが悔やまれる。何か画期的な酸素補給の方法は無いものか…。ってか、ファンで空気を圧縮して吸うとか駄目なんかなぁ。動力源が登山に見合うだけ持たないか…。